これまでとは少し違う、新しいムーミン。
「Rebel Club(レベルクラブ)」。
反抗心やユーモア、風刺、少し大げさな感情を、鮮やかなコミックアートで描いたコレクション。
2026年7月29日(水)より発売。
大胆な色彩と遊び心あふれるイラストが目を引く「レベルクラブ」コレクションは、1950年代に発表された5つのコミックスをもとに、4つのデザインを展開。
コミックスならではのユーモアや不条理なストーリー、そしてやや大げさな感情表現を、鮮やかなコミックアートで表現しています。
反抗心あふれるムーミンパパ、感情豊かで繊細なムーミン、不思議な存在感を放つニョロニョロとスリルを楽しむリトルミイ、自立心あふれるスノークのおじょうさんなど、
コミカルで少し皮肉の効いた視点で描かれる、どこか人間味あふれるキャラクターたちの新たな一面を楽しめます。
『ムーミンママの小さなひみつ』(1957年)のコミックをもとにしたデザイン。
ムーミン谷では、秘密結社に入ることが大流行。どのクラブにも受け入れてもらえなかったムーミンパパは、反骨精神から自ら「Rebel Club(反対協会)」を結成します。“誰にも指図されない自由”を掲げる協会ですが、皮肉なことに、やがて自分たちでも厳格なルールを作り始めてしまいます。反抗心やユーモア、そしてどこか人間らしい矛盾を描いた、コミックスならではのストーリーです。
『恋するムーミン』(1956年)のコミックをもとにしたデザイン。
華やかな訪問者に夢中になるムーミンに対し、スノークのおじょうさんは不安と嫉妬を募らせます。誤解が積み重なり、ふたりの感情は次第にドラマチックな展開へ。恋愛の理想と現実を、ユーモアたっぷりに描いたストーリーです。マグには、バラを抱えながら大げさに倒れ込むムーミンを描写。仲直り後の恋人たちがあえて演じる“劇中劇”のワンシーンで、コミックスらしい遊び心が詰まっています。
『彗星がふってくる日』(1958年)と『ひとりぼっちのムーミン』(1954–55年)のコミックをもとにしたデザイン。
大量のニョロニョロたちが窓からムーミンやしきへ押し寄せ、「カクテルを出せ!」と要求します。招かれざる客であふれるムーミンやしきに、ムーミンは疲れ果て、どうにかして追い出そうと考え始めます。一方でリトルミイは、電気を帯びたニョロニョロたちの危険な雰囲気さえも楽しんでいる様子。コミックスならではのシュールなユーモアと、どこかスリリングな空気感を描いています。
『ムーミン谷のきままな暮らし』(1958年)のコミックをもとにしたデザイン。
“良心と義務の同盟”のメンバーがムーミン谷に現れ、仕事やスケジュール管理、責任感といった現代的なライフスタイルが流行します。スノークのおじょうさんも、自立した生き方を目指して秘書として働き始めますが、本当の目的は上司とのロマンス。ところが、会社勤めの人が示せる最もロマンチックな行為が「タイプライターを掃除してあげること」だと気づき、仕事を辞めてしまいます。理想と現実のギャップを、ユーモラスかつ少し皮肉の効いた視点で描いたストーリーです。
1954年、トーベ・ヤンソンはイギリスの新聞「Evening News」にてムーミンコミックスの連載をスタートしました。この新聞連載をきっかけに、ムーミンの物語はユーモアや風刺を交えた“大人向け”のトーンを帯びるようになります。
1957年から1960年までは弟のラルス・ヤンソンが脚本制作をサポートし、その後1975年までは単独でシリーズを手がけています。
「レベルクラブ」は、北欧らしい穏やかな色彩や温かみのある世界観で親しまれてきた従来のコレクションとは異なり、鮮やかなカラーリングと大胆なコミックアートが特徴的なコレクションです。
コミックスのセリフを取り入れたグラフィカルなデザインは、ストリートカルチャーを思わせる遊び心やエネルギッシュなムードをまとい、ムーミンの新たな魅力を感じさせます。